何だか暗いスタートですが、私はごく普通の人です。タイトルの話題は置いといて、ややポエマー気質で、文章にクセがあるかもしれません。社内ブログを書いていた時も「ちょっと独特だね」と言われたことがあります。
今日は、出産までの経験を振り返ってみます。今回は妊娠初期の話、1度目の妊娠から。
1. 初めての妊娠と稽留流産
私の1度目の妊娠は、すぐに終わってしまいました。稽留流産でした。心音を聞かせてもらえないまま、赤ちゃんはこの世に残らず、空へ帰ってしまったのです。
当時、年齢的にも高齢出産の現実を突き付けられた気がしました。診察は婦人科クリニックで、赤ちゃんを取り出すために大きな病室を紹介され、2回ほど通いました。
病院の待合室は、お腹の大きな妊婦さんや赤ちゃんの1ヶ月検診に来たお母さんでいっぱいで、その空間だけで胸が締め付けられるようでした。待っている間、涙が止まらず、診察室に入ると、おじいちゃん先生が静かに待っていました。
「生理が来たくらいで仕事休まないでしょ。それくらいの痛さだから、手術せず自然に待ちなさい。」
その言葉に、私の涙は一気に乾きました。自然流産には、痛みを伴う陣痛があります。時間は短いですが、出産と同じような腹痛がきます。排出が終わると痛みは消え、何が起きたのか戸惑うほどです。こうして自然流産は終わりました。
2. 心の整理と向き合い方
悲しみに沈むと、お腹にいた子も悲しむような気がして、自分を奮い立たせながら過ごしました。
話したくても、人に話すと相手に気を使わせてしまう…そんな複雑な気持ちもありました。結局、少し武勇伝風に、そして「私は元気だよ」という雰囲気で周囲に伝えた記憶があります。
3. この経験で学んだこと
妊娠初期でも心音が確認できない場合がある
自然流産には陣痛が伴う
1人で抱え込まず、信頼できる人に少しでも話すことが大事
経験を通して、自分の身体と心に向き合う時間を持つことができる
数日後、私は役職を降格しました。この経験があったからこそ、2度目の妊娠に臨む覚悟ができました。


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